2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

前提

「ベタ押し型」とは押し一辺倒の打ち筋。回る、オリるは基本的にしない。ネット雀士に多い。 「対応型」とは、鳴きやリーチに対してオリや絞りといった防御策を取る打ち筋。上級者に多い。 「フリー雀荘ルール」は、一発裏面前赤牌にご祝儀が付く東南戦を想…

相対的打法 手役編 其の1

本ブログでは、これまでに相対的な状況として以下を上げてきた。 打ち筋 ベタ押し型 対応型 ルール フリー雀荘ルール ネット雀荘ルール この状況から、鳴きの判断、リーチの判是非などを論じてきた。 本項からしばらくに渡り、相対的打法から見る手役の有利…

結論

今までは見ただけで簡単にメンツ化していたペンリャンメンだが、そこそこ柔軟な形であることが分かった。 とは言っても、複合形としては最低ランクであることは変わらない。 まあいきなり主役に抜擢、とまではいかないが、メンツを増やす上では以外に役立つ…

ペンリャンメンの可能性

ペンリャンメン最大の長所は、 に をツモった場合、高目一口盃のリャンメン形が作れるということだ。 無論、普通のペンチャンを引くより可能性は低いので、そう当てに出来たものではない。 しかし、この形になった時の爆発力は高評価に値する。 通常一口盃は…

ペンリャンメンを考える

ペンリャンメンとは何ぞ? それは のように、ペンチャンとリャンメンの複合形のことである。 通常、複合形は縦横に伸び、使い勝手がいいのが特徴。 しかし、ペンリャンメンは片方がペンチャンなので、見た目の印象はかなり悪い。 早々に真ん中を払って、1メ…

結果

上記理由によってノータイムで打 。 その局は流局終了となりました。 誤算だったのは、対面がなんとテンパイしていたということ。 現物だけを切り続けている内、最後の最後でテンパイしたようです。 それを見た瞬間に「トップを逃してしまった!」と思いまし…

模索

ここに至るまで、私は以下の考えを持っていました。 1つ目 まず、今この時が海底であること。 ラス目のリーチですが、自分でドラを抱えており、さらに手作りしている捨て牌でないことから、確定マンガンの可能性は低いでしょう。 となると、裏ドラ頼みのリ…

私の牌譜から

本日は、つい昨日の私の牌譜から出題です。 ロン2東南道場:一発裏あり 赤無し 南4局0本場 かにマジン 35300 子 雀士A 19400 子 雀士B 25900 子 雀士C 38400 親 トップとは3100点という僅差。 3着、ラスとはそこそこ点差が開いているので、ここはトッ…

基準

この放銃という行為とどう向き合っていけば良いのか? それにはまず、他家の攻めに対して攻め返す基準を、自ら設定しておくことだ。 (私の大まかな基準は「不敗のための守り 其の2」に記しているのでご参照あれ) この基準は、確固たる確率論、統計論で決…

恐怖を呑む

今現在、放銃に対して恐怖を感じている人。 ラスは少ないものの、トップも少なくはないだろうか? 放銃を恐れる心を持つことは重要である。 しかし、これは「負けないこと」を育てても、「勝つこと」を育むことは決してない。 これは麻雀に限らないが、「負…

遊戯場か戦場か

以下の文章は、私の主観であることを予め断っておこう。 一度も放銃に対して恐怖を感じたことが無い、という人。 これは「麻雀」をしていても、「闘牌」の域に至っていない。 ここで言う「麻雀」とは、賭けるものが無い、純粋なゲームとしての麻雀だ。 失う…

怖いか否か

放銃。 それは麻雀において負けに直結する最大要因である。 放銃が無ければ、その局でラスを引くことは極稀である。 悪くても3着が相場だろう。 さて、この「放銃」という行為、あなたは怖いと思うだろうか? また、怖いと思った事はあるだろうか?

リーチバトル 南四局0本場

雀士A 15100 子 雀士B 43400 子 かにマジン 21200 子 雀士C 20300 親 ドラ オーラス、トップ目とは22200点の大差がついた配牌。 ハネ直ならばトップだが、まあ900点差の親との2着勝負が現実的か。 ところがツモが縦寄り。四巡目にして七対子ドラドライー…

六面制覇

皆さんは「ルービックキューブ」なる玩具をご存知だろうか? 六面六色の正方形をガチャガチャやって色を揃える、というアレである。 かなり前のことだが、この「ルービックキューブ」の世界選手権なるものをTVで見た。 それを見た際の鮮烈な驚きは今でも鮮…

今後

さて、8万アクセスを記録し、ついに10万アクセスが視野に入ってきました。 ここでかにマジンは、これに合わせて記念企画などという野望を抱いております。 1つは前回お話した「孫子麻雀」。 本業?の麻雀戦略に、孫子の兵法を用いた独自戦略を打ち立てた…

近況

さて、近況と言えばやはりこれ。 おめでとうかにマジン! ロン2レーティングトップ獲得! 散々祝って貰いながらまだネタにするあたり、そうとう嬉しかったと自己分析しています(笑)。 とは言っても、一度R2334を記録した後、大幅な下降線を描いてお…

順風満帆?

順調にアクセス数が伸び続けております。 そう。当ブログは 80000アクセス を突破致しました! 現在、20日で1万アクセスという脅威のハイペースを維持しています。 つい数ヶ月前までは40日に1万アクセスでしたので、当社比2倍になっています。 …

その他

後は5周りの牌、46を意識的に残し、赤牌の受け入れを常に意識すること。 この赤牌の有無によって生じる事象を意識することで、リーバト・道場での成績も良くなると思います。 簡単ですが、本日の記事は以上になります。 ご期待に沿える内容になったでしょ…

鳴き仕掛けの打点力アップ

赤牌は、必ず各種牌に存在します。 従って、鳴き仕掛けが思わぬ高打点を生む可能性があるのです。 例えばクイタン。 老頭牌がドラの場合、三色が絡まねばほぼ1000点です。 しかし、赤牌が絡むとマンガンになる可能性があります。 そしてホンイツ。 役牌…

平均打点

赤牌は各種3枚入っています。 表ドラ4枚・裏ドラ4枚を合わせれば、計11枚が卓上に存在することになります。 これが何を表すのか? 答えはこれです。 赤牌があると平均打点が上昇する 平均して大体1000〜2000点程アップすることになります。 こ…

赤牌の有無

さて、具体的にリーバトと道場の違いは何でしょうか? 答えは1つ。 赤牌が有るか無いか です。 総得点や喰い変えなどは、この点に比べれば微々たるもの。 赤牌の扱いと、それに応じた打ち方の差を知るものが、両ルールでの勝ち組になると言えるでしょう。

コメントより

本日はUNO氏、米国風短髪猫氏、Mixiより★鉄風少女★さんからのリクエスト リーバトと道場の違い についてです。

常に先を考える

麻雀におけるタブーの1つは、思考を停止してしまうことだ。 常に1手も2手も先を考える打ち手だけが、勝利をその手に掴むことができる。 停止例 其の1 これは、とある観戦中に見た手牌。 南場2局西家、4000点持ちのトビ寸である。 有効な単騎に受け…

打点の見切り

これは、その手牌が将来的に如何ほどの打点になるか、この判断である。 この見切りが確かな人ほど、押し引きに優れている。 見返りがあるから押すのだ。 ならばその見返りが正確ならば、その押しの確度は高いのである。 また、「打点の見切り」が確かという…

和了の見切り

これは、現在の手牌が和了できそうか否か、この判断である。 この見切りができていないと、他家からリーチ・仕掛けがあった時点で安全牌を探すハメになる。 これでは遅いのだ。 この見切りが早ければ、早々に手牌に安全牌を抱え込み、いつ如何なる時に攻めら…

見切り

剣術の世界には「一分の見切り」という極意がある。 相手の太刀筋を読み切り、一分、およそ3cmの間合いでその太刀をかわす、というものだ。 では麻雀の世界における「見切り」とは何か? それは手牌の可能性を読み切ることである。 手牌の可能性とは何か?…

ちょっと異質な世界

そこに居る自分が言うのも何ですが、ロン2のトップ1〜4位のレーティングは、ハッキリ言って異常です。 普通、レーティングというのはR2000もあれば十二分に上級者です。 ある種のステータスと言ってもいいでしょう。 これは、三段の認定条件の1つが…

ロン2 頂上記念

長い間、そう、ロン2を始めた時からの秘かなる目標。 あるいは四段よりも遠いと思われた目標が、私にはありました。 そう! それはロン2レーティングで1位になること! その目標を、ついに先日達成することが出来ました! そのレーティング、実にR224…

多井隆晴 多井隆晴の最速最強麻雀

多井隆晴の最速最強麻雀 (MYCOM麻雀ブックス)作者: 多井隆晴出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2006/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る アナログ度:★★★★☆ デジタル度:★★☆☆☆ 日本プロ麻雀連盟の…

トイツ+リャンメン

上記で出てきた というトイツ+リャンメンの複合形。 序盤の内は、 を切ってリャンメンに固定せず、トイツ+リャンメンのまま大事にしておきたい。 何故ならば、 を引いて の形になることが期待できるからである。 言わずもがな、この形はリャンメン+リャン…