模索

ここに至るまで、私は以下の考えを持っていました。

1つ目

まず、今この時が海底であること。
ラス目のリーチですが、自分でドラを抱えており、さらに手作りしている捨て牌でないことから、確定マンガンの可能性は低いでしょう。


となると、裏ドラ頼みのリーチである確率が高いです。
ここで放銃してしまうと無条件で「河底撈魚」が付くため、マンガンまで達する可能性が高くなります。


そして、マンガン直撃ならば3着転落となってしまうのです。

2つ目

そして、対面の捨て牌です。


対面は現在三着。一人ノーテンでも3着ですし、2着になるには私から5200以上の直撃が必要です。


ダマで5200はドラが少ないので難しいでしょうし、マンガンをツモる気ならばリーチをかけているでしょう。
何より、ここはラス目のリーチに放銃しないことが大事な局面です。


先ほど書いたとおり、対面はかなり打てる人です。これ位は十分算段していると読めます。
捨て牌も現物並べ打ちなので、ここは間違いなくオリていると見ました。


となると2人テンパイではトップを逆転できません。
トップを逆転するためには、上家の1人ノーテンでなければならないのです。


つまり、和了目が無くなった時点で、テンパイでもノーテンでも何ら変わらなくなったのです。

3つ目

上記2つの理由から、 二索 の危険性云々など今更関係ありませんが、一応解説しておきます。


三索 は対面の河に1枚。そして私がリーチに対して押し通しています。
つまり、対面と上家にとってはまさに完全安全牌ということになります。


その 三索 最後の一枚が顔を出さない。
これは下家の手牌にある可能性がかなり高いことを示します。
つまりはワンチャンスという安全性は、この場合まったく当てに出来ません。


さらに 二索 自体が一枚しか見えてないので、リーチのシャボ待ちの可能性も否定できません。


リーチ河底タンヤオドラ1や、メンピン河底ドラ1ということも、十分あり得る訳です。