2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

順位率 1.65!?

最近すこぶる調子がいい。ふとそう考えた。 何がいいかというと、以前にあった不注意による放銃、決断力の無さが招いたチャンス手逃しが少ないのだ。 これは本ブログを書き進めていく間で、自身の打ち方がはっきりしてきたことと無関係ではあるまい。 元々の…

懐かしの名作 ノーマーク爆牌党

ノーマーク爆牌党。 いわずとしれた、片山まさゆき氏の名作麻雀漫画である。 昔々、まだ麻雀駆け出しだった俺は、ダチの家にあったこの本の擒となったものである。 ふとしたことから急に読み返したくなり、その日のうちにネット販売で購入。さらに着いたその…

支配色による面子選択

『支配色による面子選択』。 これは『支配色の活用法 其の1』にて詳細を記してあるので参照頂きたい。 本技術により山に残る牌を受け入れ牌とすれば、聴牌も速いし和了も見込める強い手牌が組める。 まさにこれこそ面前による『風の陣』の王道といえる。 『…

手牌構成能力

『手牌構成能力』。読んで字の如く、手牌を構成するための能力(技術)である。 麻雀を始めて少しすれば、誰でも身に付ける基礎的な技術ではある。 しかし、手牌をより速く聴牌・和了に導くためには、鍛えても鍛え足りない重要な技術なのである。 そこで本項で…

面前による『風の陣』

面前による手牌構成は、鳴き仕掛けと違って自ら動くことはできないため、どうしても配牌・ツモ任せとなってしまう。 しかし、だからといって漫然とツモに賭けるだけでは『風の陣』にはならない。 多くの牌を受け入れられるよう、効率的に手牌を構成すること…

目標なくして成長無し

百聞は一見にしかず 1つの実戦は100の練習に勝る などとはよく言われる話である。 しかし、ただ漫然と実戦を重ねるだけで良いか? 俺は否と考えている。 確かに100の仮説を机上で検討するより、実戦で得た体験の方が有用なこともあろう。 しかし、実戦にて…

手牌の方向性

『風の陣』をとるためには、まず和了するための役を早い段階で見極めねばならない。 これには、『配牌時に役を見る』で記したように、配牌時にその手牌の方向性を探ることが重要である。 大きく二分すれば、その手牌が面前か? それとも鳴き仕掛けか? これ…

攻めの基本姿勢

攻守の片翼たる『攻め』について記す前に、筆者理想の『攻め』についてを語っておく。 何故ならば、本項を参照する諸兄と筆者の理想が異なるかもしれないからだ。 そもそも、『守り』は判断基準は違えども、一度守ると決めれば万人が同じような考えで打牌す…

不敗の守り

これまでに記した『後の後』に関する技術を修めれば、確実に放銃率が下がることを保障する。 それは即ち『不敗』の態勢を築いたということに他ならない。 「ベタオリばかりでは勝てはしない」と言う人も居よう。確かにその通りである。 しかし、和了する可能…

ベタオリの心得 五箇条

愚形・安手は迷わずベタオリするべし ベタオリは確実な安全牌(Sランク)から切るべし 準安全牌は相手の狙い役を読んでから切るべし 他家の動向も常に警戒するべし 筋牌を切る前にまずは三段論法で安全性を計るべし

安全牌の順序 一覧表

Sランク 共通安全牌 直前に他家が捨てた牌(合わせ打ち) 対象者の現物 Aランク 字牌 壁牌 Bランク 安全な筋牌 安全なワンチャンス Cランク 危険なワンチャンス 危険な筋牌

『後の後』総括

ここまでで『後の後』、即ちベタオリの技術は終了となる。 以下に、これまでの総括を記す。

その他のオリ方

これまでに解説した牌が手の内に1つとして無い。そんな状況でもオリに徹しなければならない時もある。 ここでは、そんな危機的状況でのオリ方を2つ紹介する。 数牌暗刻落とし 一般的な考えとして、数牌を暗刻にしていると「これが和了牌では無いか」と疑い…

ワンチャンス

実戦にてベタオリする際、筋牌の次に多用されるのが『ワンチャンス』。 『ワンチャンス』とは、簡単に言えば『壁牌』の劣化版。 『壁牌』は4枚見えている外の牌だが、『ワンチャンス』は3枚見えている外の牌となる。 ワンチャンスの安全性 『壁牌』には劣…

不敗のための守り 其の7

安全牌が切れた場合のオリ方 其の4

筋牌総括

麻雀にカンチャン・ペンチャン・シャンポンという待ちがある限り、筋牌には常に危険が付きまとう。 従って、ベタオリにおいて筋牌に頼るのは最終手段とするべきである。 異なる筋牌を3枚通すより、暗刻の数牌を3枚切る方が安全性が高いものだ。 何より、ベ…

引き続き筋牌について

実戦にてベタオリする際、最も多用されるであろう筋牌。 前回にて、数牌の機能面、捨て牌読みから見る筋牌の優劣を解説した。 今回は、「立直の前後に捨てられた牌」から探る筋牌の優劣を解説する。 前筋 立直の宣言牌より前に捨てられている牌。その牌にか…

不敗のための守り 其の6

安全牌が切れた場合のオリ方 其の3

石崎洋 韋駄天

アナログ度:★★☆☆☆ デジタル度:★★★★☆ 麻雀の攻めにおける二大ファクター、面前高打点と鳴きの速攻。 本書ではこの内『鳴きの速攻』に焦点を絞って解説されている。 鳴きという、現代麻雀からは切っても切れぬこの要素に対し、「鳴いたらあがりきるべし」と…

筋牌の判断は『三段論法』

筋牌の安全性を図る場合、以下の『三段論法』で考えることが有力だ。 この牌で和了するには、この面子が必要。 上記面子と河に捨てられている関連牌を合わせる。 矛盾が大きければ安全性が高く、特に矛盾が無ければ安全性は低い。 簡単に言えば、筋牌の周り…

筋牌

実戦で最も多用される『準安全牌』がこの筋牌であろう。 字牌・壁牌は『準安全牌』としての信用度は高いが、牌そのものが少ないため、常に利用できる訳ではない。 その点、筋牌は河からの情報量が多いため、利用できる場面が多い。 しかし、利用できる場面が…

安全牌が切れた場合のオリ方 其の2

安全牌が切れた場合のオリ方 其の1

ベタオリとは、3種類の安全牌でオリきるのが理想とは前述した。 しかし現実問題、手牌にそれほど安全牌がある訳も無い。 そうなった場合、安全そうな牌、すなわち『準安全牌』を選んでオリるしかない。 『準安全牌』を探すには、場を広く見て、他家の河を読…

『対象者の現物』が安全牌でなくなる時

『対象者の現物』は全家共通の安全牌ではない。 他家が先行立直・仕掛けに対して勝負してきたとしよう。 この瞬間、今まで安全であった『対象者の現物』は、危険牌にリストアップされたのである。 ならばここからは、温存してあった『共通安全牌』、または『…

3種類の使い分け

ベタオリは、上記3種類のみでオリきるのが理想である。 とは言っても、ただ単に3種類を切れば良いと言う訳ではない。そこには明確な優先順位が存在する。 まずは立直の一発目。この時切るのは『共通安全牌』が望ましい。他家のダマテンに刺さらないためだ…

ベタオリの手順

ベタオリにおいて、一番重要なことは捨て牌の選択である。 ベタオリするのに適した牌は、下記3種類である。 対象者の現物 直前に他家が捨てた牌 共通安全牌 どれも対象者に対して確実に通る、という意味では同価値である。 しかし、他家からも攻めの手があ…

半端なオリは存在しない

前述した判断により『後の後』を選択したならば、徹底してベタオリである。 注意すべきは、ベタオリに中途半端は存在しないということだ。 ベタオリは決して恥ずべき行為ではない。 ベタオリているのに振り込むことこそが恥ずべき行為なのである。

手牌の前に『場』の判断

今まで記したのはあくまでも手牌による判断である。 その他に、点数・親番・局などの『場』による判断がある。 オーラス・ラス目ならば、例え"-3"の手牌でも、逆転の目がある限りは攻め返さなければならない。 逆に、オーラス・ダントツトップならば無条件に…

仕掛けに対する判断

他家の攻勢が鳴き仕掛けの場合は、聴牌しているか否か不明なので少々複雑である。 しかし、打点予測は立直に比べて判断し易いため、この予測が判断を左右する。 ドラポン・染め手などで明らかにマンガン以上が見えている場合、こちらの手牌が"+1"は無いと『…

立直に対する判断

他家の攻勢が立直の場合、相手は確実に聴牌である。 最終形、打点は不明だが、立直の場合、打点は3900〜8000点を見積もるのが妥当。 これらを踏まえると、他家の先制立直の総合評価は"±0〜+2"位となる。 ならばこちらの手牌が"-1"以下ならば『後の後』である…