ワンチャンス

実戦にてベタオリする際、筋牌の次に多用されるのが『ワンチャンス』。
ワンチャンス』とは、簡単に言えば『壁牌』の劣化版。
壁牌』は4枚見えている外の牌だが、『ワンチャンス』は3枚見えている外の牌となる。

ワンチャンスの安全性

壁牌』には劣るものの、『ワンチャンス』はかなり安全な牌である。
何故なら、『ワンチャンス』で和了できる形を作るには、3枚見えている牌の最後の1枚を持っており、かつそこが最終形になっていなければならないからである。
これはかなり低い確率である。

ワンチャンスの危険性

いくら『ワンチャンス』の安全性が高いといっても、現実的に和了できる形がある以上、それは絶対ではない。
特に、運良く『ワンチャンス』が待ち牌になったならば、喜び勇んで立直を掛けてくるだろう。

ワンチャンスの判断

従って、『ワンチャンス』も『壁牌』と同様に判断べきである。
すなわち、自分しか見えていない『ワンチャンス』は比較的安全、全員が周知の『ワンチャンス』は比較的危険、といった判断だ。


さらには、『ワンチャンス』になる3枚目を捨てた者が立直してきた場合、その『ワンチャンス』に頼ることはかなり危険である。
何故なら、立直した者が意図的に作り出した『ワンチャンス』である可能性があるからだ。


他にも、立直した者の現物で出来た『ワンチャンス』にも注意が必要。
自分を含めて全員がオリに徹している状況ならば、4枚目が捨てられて『壁牌』になるだろう。
その4枚目が出ないということは、立直者が持っている可能性が高い。


これらは待ち牌になっているかまでは読めない。しかし危険を冒すことはベタオリの主旨に外れる。
必要に迫られるまでは切るべきではない『ワンチャンス』だ。


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