攻めの基本姿勢

攻守の片翼たる『攻め』について記す前に、筆者理想の『攻め』についてを語っておく。
何故ならば、本項を参照する諸兄と筆者の理想が異なるかもしれないからだ。


そもそも、『守り』は判断基準は違えども、一度守ると決めれば万人が同じような考えで打牌する。
攻め』はそれとは異なり、打つ人それぞれ、十人十色の理想があるものだ。


もし諸兄の理想と異なる内容ならば、本項は参考程度に捉えて頂きたい。

最速の聴牌

理想の『攻め』とは、他家から攻められる前に和了することだ。
何故ならば、和了することで純粋に得点分の利益が出ると共に、他家からの攻撃による失点が無くなるためだ。
即ち『攻撃は最大の防御』という訳である。


これを実現するには、第一条件として「誰よりも速く聴牌すること」が求められる。
聴牌が速ければ、それだけ和了できる確率は高くなるのだ。

好形の聴牌

麻雀は和了するまでが勝負という。
これは正論である。如何に速く聴牌しようとも、和了できなければ意味が無い。


従って、最速の聴牌にはプラスアルファが必要となる。
それは『好形の聴牌』だ。
あがり目十分な好形聴牌であれば、堂々と立直ができるし、他家からの攻め返しがあってもベタ押しすることが可能となる。

基本姿勢は『風の陣

最速かつ好形聴牌。即ち速度重視の『風の陣』こそが攻めの基本姿勢となる。


もう1つ重要な要素として打点が挙げられるが、これは速度を重視した結果についてくるものと考えるべき。
そもそも昨今の麻雀には4枚/8枚(裏)/11枚(赤)とドラが溢れているのだ。
和了すれば、役と共にドラが付いてくると考えよう。