前提
「ベタ押し型」とは押し一辺倒の打ち筋。回る、オリるは基本的にしない。ネット雀士に多い。
「対応型」とは、鳴きやリーチに対してオリや絞りといった防御策を取る打ち筋。上級者に多い。
「フリー雀荘ルール」は、一発裏面前赤牌にご祝儀が付く東南戦を想定。
「ネット雀荘ルール」は、一発裏アリのロン2道場ルールを適用。
ホンイツ・チンイツ
相対的な状況で如実に異なるのが、色染め系のホンイツ・チンイツだ。
ベタ押し型が相手の場合、一九牌含みで鳴いても役牌や同色がこぼれるため、成功の見込みはかなり高い。
特に上家がベタ押し型の場合は、成功率が飛躍的に上昇する。
対応型が相手の場合、仕掛けはおろか、捨て牌が中張牌だらけの捨て牌を見るだけで字牌を絞られる。
従って、色染めの成功率は激減してしまうのだ。
逆に言えば、対応型の場合はブラフ仕掛けに弱いという一面もある。
南家の時に一九牌含みで仕掛け、親の打牌に制限をかけるといった打ち方も取れる。
何事も一長一短、という訳だ。
フリー雀荘ルールで有利なのは赤牌の存在があるから。
ホンイツ役牌赤1のインスタントマンガンは、このルールの得点源とも成りえる。