和了の見切り

これは、現在の手牌が和了できそうか否か、この判断である。


この見切りができていないと、他家からリーチ・仕掛けがあった時点で安全牌を探すハメになる。
これでは遅いのだ。


この見切りが早ければ、早々に手牌に安全牌を抱え込み、いつ如何なる時に攻められても、万全の体勢でオリることができるのである。


例えば下記手牌。


 一萬一萬三萬五萬八萬八萬九萬四索七索三筒四筒六筒西 北


これが6巡目だとしよう。
どこからどう見ても和了からは遠い。


和了の見切り」が早い打ち手であれば、この段階、あるいはもっと前から中張牌を整理し、安全牌を抱え込むだろう。


和了の見切り」が遅い打ち手であれば、この手を何とか和了に結び付けようと字牌を先打ちし、中張牌を抱えこむ。
待っているのは概ね、他家からの攻め+玉砕という未来だろう。


麻雀の世界、特に「和了の見切り」において「一分の見切り」など無用の長物。
和了目が無いと知れば、10mでも20mでも後ろに下がり、万全の守りを固めるべきなのである。