配牌時の判断と選択

配牌時、まずは『面前』か『仕掛け』のどちらが適しているかを判断する。
その後、『立直』『タンヤオ(クイタン)』『混一色』『七対子』のいずれが構成可能かを判断する。

  1. 面前で聴牌可能か?
  2. 高打点の鳴き仕掛けが可能か?
  3. 速攻の鳴き仕掛けが可能か?
  4. 上記のいずれも不可能

1. 面前 『雷林の陣』

配牌時、面前で聴牌可能と判断した場合。
狙いはまず『立直』。可能ならば『平和・タンヤオ・三色』などを組み合わせる。但し、開局時の方針によってはダマにすることも必要。親やトップ目の場合は特にその判断が重要である。

2. 高打点の鳴き 『風火の陣』

狙いは『役牌+混一色』、『ドラ+クイタン』など。
鳴きによる速攻と、役・ドラによる高打点を兼ね備えているが、手牌を晒すだけに手の内を読まれてしまうのが欠点。
読まれても問題無い位に手牌が整ってから仕掛けるのが吉。

3. 速攻の鳴き 『風の陣』

狙いは『役牌のみ』、『クイタンのみ』のみなど。
鳴きによる速攻を活かして、他家のチャンス手を潰すのが狙い。
あがりの見返りが小さいだけに、手牌を膨らませて攻めきるか、それとも絞って守りも考えるか、その判断が鍵となる。

4. いずれも不可能 『山の陣』

配牌からは何の役も構想できない場合もある。実際このような手牌は頻繁にくるものなので、この時の応対が麻雀の肝ともいえる。
このような場合、無理は禁物。攻防に優れた『七対子』や『混一色』を見つつ、役牌の重なりを待つのが良い。
また、上家が親やトップ目であがらせたくない相手の場合。この時はブラフで染め手を臭わせるのも1つの手段。死ぬのは恥ではない。しかし『座して死ぬべからず』である。


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