説明会に行ってきました
本日10/14(土)、日本麻雀機構(以下機構)による一般に向けた説明会が執り行われました。
で、私かにマジン、東京近郊に在住する麻雀ブログ書きとして、これに参加してきました。
今回はそのレポートです。
本レポートにより、機構に対する誤った風評、噂などが、少しでも改善されればと思います。
何故かと言うと、私が機構の会員になったからなんですね(笑)
その辺りも含めて、できる限り細かくレポートしたいと思います。
少々長くなりますが、お付き合い下さい。
後、当然私一人の理解では正確な情報が残せていないかもしれません。
説明会に参加した方、または機構所属の方。
おかしな箇所があればコメントお願いします。
不確かな情報を載せることだけは避けたい所存ですので。
理念に関して
まず機構の理念に関して、土田浩翔理事長から説明がありました。
詳しくは機構HPを見て下さい。
土田理事長曰く、「機構はプロ競技団体ではなく、あくまでも麻雀愛好家のための団体」とのことです。
ちなみに質疑応答にて、
「機構の会員になったら、賭け麻雀はしてはいけないのか?」
「会員全ての賭け麻雀を禁止することは実質不可能。
よって禁則事項としては設けない。
但し、専属選手(後述参照)には賭け麻雀禁止の契約をして貰う」
とのやり取りがありました。
同時に、理念としては「健全なゲームとしての麻雀振興」ですから、賭け麻雀の積極的参加は奨励しない、とのことです。
「健全」という部分は、
- 麻雀を通したボランティア活動
- 会場費の一部を赤十字社に寄付
などで実現していくとのことです。
理念に関しては大体以上でしょうか。
まあ全国には雀荘が12000軒もあるのです。
賭け麻雀禁止、などご無体なことを言われたら、これら雀荘はどないせい、って話ですからね。
現実的な方針ではあると思います。
「健全」に関しては、それこそこれからの活動如何だと思われます。
会員について
皆さんも結構気になっている所かと思います。
会員は大きく分けて
- 一般会員
- 特別会員
があると機構HPでは公開されています。
この内「特別会員」に関しては、機構の活動に何らかの援助ができる人とあります。
「何らかの」という所が気になりますが、ようは機構の仕事をサポートしてくれるボランティア、と捉えれば良さそうです。
現状の麻雀プロは、ほぼ無償で大会会場設営や運営をやってくれている訳で、これが機構の「特別会員」としての役割ではないかと思います。
恐らくは、もっと積極的に機構を支えていきたい、という人向けではないかと。
あ、ちなみにこれらは私見ですので悪しからず。
ただ、金銭面で援助などでは無い、ということは確かなようです。
どちらにせよ、我々アマチュアの多くは、もう一方の「一般会員」になるかと思います。
まず、一般会員になるには入会費、年会費無料です。
「カードの交付で手数料」という記述もありますが、聞いた所これは100円程度とのこと。
カード発行による実費に等しい料金のようです。
このカードも生涯有効とのことなので、一般会員は金銭面での心配はまったく無いことになります。
この一般会員は、数万人単位を見込んでいるようです。
で、一般会員の役得ですが、以下のようになります。
まず1です。
これは今話題の「THE OPEN 日本麻雀機構杯」の参加も同様です。
まあ会員になることは誰でもOKなので、実質的には文字通りOPENな訳です。
2ですが、いずれ機構にて全国に麻雀道場・サロンが出来た際には、これの利用が可能となります。
まあ出来たばかりの組織なので、当然まだそのような資産はありません。
今後に期待したい部分です。
3ですが、ここに機構最大の特徴が現れます。
詳しくは次項にて。
機構の会員体系
会員体系は、大きく4つにランク分けされます。
- 競技会員C
- 競技会員B
- 競技会員A
- 専属選手
一般会員は、競技会に参加する意思を本部に申請すると、奨励会システム<Mixture>に入れます。
これはイコール「競技会員C」となります。
ここでは月1で昇級があり、ここで昇級すると「競技会員B」となります。
昇格は競技担当者の判断で決定され、この「競技会員B」からが実際の競技会となります。
この上に「競技会員A」があります。
さらにこの上には「専属選手」があり、これが大体10〜16人。
ここまで上り詰めると、なんと一千万ほどの年棒が出るようです。
「専属選手」になると機構と正式に契約を交わし、機構のための仕事や代表選手としての模範的振る舞いが求められるとのこと。
もっとも「専属選手」になるか否かはその人次第。
「仕事もう持ってるから」ということで「競技会員A」に留まっても問題無いようです。
「競技会員B」以上は、年間通したランキングで昇級。
ランキングは、競技会や大会などで決められるようです。
このランクは、次にお話しする大会に大きく影響します。
THE OPEN 日本麻雀機構杯
噂の本大会ですが、一番の懸念次項は「法に抵触しないか」でしょう。
先に結論から述べますと、「99%問題無し 現状最後のツメ段階」とのこと。
これは機構の顧問弁護士から直に説明があり、警察庁には説明して問題無いことを確認済み。
警視庁にも説明済みで、後は諸県警に条約に抵触しないかどうかを調べているとのこと。
まあ大本営の警察庁が問題無いとのことですので、恐らく問題無いんでしょう。
他、詳しい大会システムが図解入りで説明されましたが、ここでは割愛します。
いずれ機構HPにアップされるでしょうし。
取り合えず、全国雀荘で執り行われるようです。
会員、かつ18才以上ならば誰でも参加可能。
但し参加者見込みが20000人とのことなので、優勝への道のりは相当厳しそうです。
あと、この大会にはネット麻雀からも参加枠が与えられるとのこと。
東南荘から4人、半熟荘から2人がその割り当てです。
ここで通った人は、即ファイナルステージに進出です。
さらに嬉しいことに、ファイナルステージ会場は雀荘でないため、18才未満でも入れます。
即ち、ここからならば18才未満でもこの大会に出れる、ということです。
7才の天才少年が決勝に、というのは土田理事長のお言葉です(笑)
なお、優勝者に送られる賞金・賞品に関しては諸説紛々がネット上で言われていますが、現状はまだ決定されていないようです。
まあ専属選手の年棒からして一千万です。
既存の大会など歯牙にもかけないサプライズが待っていることでしょう。
ちなみに会場費は2500円です。
2000円は会場となる雀荘に支払われ、500円を日本赤十字社に寄付されるとのこと。
いい話じゃありませんか。
所感
今回の説明会で、大部分の疑問は解けた気はします。
ただ最大の懸念事項、スポンサー問題に関しては明らかにはされませんでした。
何せ、専属選手の年棒だけでも、一千万x10=一億ほどかかるのです。
これを無償でポンと出してくれる人がいる程、世の中甘くはありません。
スポンサーは如何にしてこれを解消するのか?
これは機構がもっと成熟した段階で、会計報告などが出ることを期待したいと思います。
兎に角、機構の理念は「麻雀愛好家になるべく低支出で麻雀を楽しんで欲しい」のようです。
既存のプロ団体が、所属プロから徴収する高額年会費で運営されていることを考えると、これは画期的なシステムだと思います。
当面の金銭問題に安心感が出てくれば、麻雀界を変えうる組織だと確信しました。
ということで、説明会参加者は一足早く一般会員手続きが可能だったので、さっそく申し込んできました。
当レポートと機構HPを参照し、賛同できると思った方は11/1から始まる会員登録にエントリーしてみて下さい。
以上でレポートは終了です。
長々とお付き合いありがとうございました。
ここまで読んでくれたあなた。
相当日本麻雀機構に興味深々ですね?(笑)