ベタ押し型が多数派の時

例えば自分以外の3人の打ち筋が『ベタ押し』だとしよう。
そうなると、概ね愚形立直、無理仕掛け、それに対する無理押しの荒れ場模様になる。
それを意識すると、以下のような『相対的打法』が考えられる。

足止め目的の愚形立直はしない

理由は明確。例え親の立直であってもベタ押ししてくるため、追っかけ立直も多い。
そのため、愚形立直はカウンターをもらう確率が大きいためだ。


ちなみに引っ掛け立直もあまり効果が無いことを意識すべし。
引っ掛け立直は相手が河を見てくれることが前提にある。
河を見てくれない相手に対しては単なる愚形立直にしかならないのだ。

立直・仕掛けに対してなるべく手牌を崩さない

ベタ押しが多いということは、その分安全牌が増えるので守る分には非常に楽である。
しかし、安全牌が後から増えるという事は、それだけ攻め返すことが可能ということだ。
従って、面子の中抜きなどは極力せず、なるべく手牌を崩さずに反撃の機会を窺うことが大切になる。

遠めからでも色染めを仕掛ける

ベタ押し』は仕掛けに対して甘いため、色染めの成功率が高い。
ドラ側や役牌、時にはドラそのものすら無警戒に打ち出す場合がある。
これを利用しない手は無い。


逆に、他が色染めをしている場合でも、その上家が絞ってくれるだろう、という期待は抱かない方が良い。

勝負手ならば立直

ダマ聴マンガンなど、通常ならばダマにするような手でも面子によっては立直で良い。
ベタ押し』は、どうせダマでも立直でも打つ牌は変わらない。ならば立直して少しでも手を高くした方が得である。


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