総評
やはり現王位は強かった・・・。
これが正直な感想である。
多井プロの和了は計4回。
それも親マン・7700・親ッパネと、申し分の無い打点力だ。
しかし何より注目すべきは、放銃が無かったという点だ。
東場で得点を稼ぎ出し、その貯金を減らさぬ守り。
そしてここぞという場面での切れ味鋭い攻め。
この卓越した押し引きが、多井プロの強さの一端なのであろう。
対して私だが、和了こそ多井プロと互角だったものの、放銃の多さが勝負を分けた。
もっとも、全てが攻めると判断した形からの放銃だったので、これに関しては納得のいく所だ。
全局通して押すべき手牌・展開だったため、攻めの権化になっていた気はするが・・・。
ともあれ、恐らく多井プロとの対戦はこれが最後では無い。
ロン2を続けていれば、また対戦する日がくるであろう。他のプロとも打てるだろう。
その時に全力を出せるように、かつ勝てるように、今から牙を研がねばなるまい。