牌効率論

牌効率』とは、下記のようにイーシャンテン聴牌時の打牌を論ずる際に用いられる事が多い。


 三萬四萬二筒三筒四筒五筒五筒六筒二索三索四索四索五索 七筒


しかし、だ。
そもそも、イーシャンテン聴牌で『牌効率』を論ずるに足る、この様な充実した手牌にすること。
それ自体が困難であり、こういう手牌を作り上げた時点ですでに先手は取っているのだ。


無論、ここでの『牌効率』も重要である。それは言うまでも無い。


しかし、真に重要なのは、3・4シャンテンからこのような手牌を作り上げることである。
そして、そのプロセスにこそ『牌効率』は適用されるべきなのだ。


本項では、幾つかの例題を用いて、このような『牌効率』を論ずるものである。
そのため、『牌効率』の定義がかなり広義に渡っており、『手順』とも言うべきものになっている箇所もある。
この点を予めご了承頂きたい。