システム紹介1
例として、以下に開局・配牌時における筆者のシステムをご紹介させて頂く。
諸兄等とは異なる考えがあるかもしれないので、これは参考程度にご覧頂きたい。
開局:局方針を確認
- 速さと打点、どちらが必要か? = 『局方針』
開局時に、以下の要素から『速さ』と『打点』、どちらに重きをおく必要があるかを判断する(「1局中の仮方針を決める」参照)。
- ■東場 or 南場
- 東場は打点重視。南場は順位&得点重視。
- ■荘家 or 散家
- 荘家なら速さ重視で連荘狙い。散家は手牌に合わせる。
配牌:配牌から手牌方針を確認
- 速さと打点、どちらに適しているか? = 『手牌方針』
配牌を貰った時に、以下の要素から『速さ』と『打点』、どちらに優れているかを判断する。
どちらも劣る場合は始めから守りも視野にいれる(「配牌からベタオリ」参照)。
- ■速さと打点
- 速いか遅いか、高いか安いか
局方針と手牌方針の比較
『局方針』と『手牌方針』を比較して、その局の『総合的な方針』を決定する。
- ■東場は手牌方針が優先
- 打点に適していればそのまま育てる。速さに適していれば捌き手として育てる。
- ■南場は局方針が優先
- 高打点が必要ならば速さを捨ててでも高く育てる。速さが必要ならば打点を捨ててでも速く育てる。
この『総合的な方針』は、闘牌する上で必要不可欠なものである。
この判断をシステム化することで、簡潔かつ瞬時にその局の青写真を描くことができる。
逆に、この判断ができなくたってきたら脳も限界。その日の洗い時である。