卓上の特性に適応せよ

一昔前までは、麻雀といえば雀荘でのフリーかセット打ちであった。
しかし昨今ではリアルとネットに分かれ、同じネットでもサイトによって微妙に異なる。


それを踏まえ、自らの主戦場の特性を知り、それに特化した戦略を練る必要がある。


特性、即ち「ルール」と「相手」である。


例えばフリー雀荘ならば「ご祝儀」がある。これに対する戦略無しではフリーの勝ち組たり得ない。
また、行き着けのフリー雀荘であれば馴染みの客も居るだろう。
その相手の打ちスジを知ることは、勝つ上でとても大事なことである。


ネットであれば、サイトによるルールの違いが挙げられる。
第一東風荘が主戦場の人は、クイタンのやり方など学んでも役に立たない。
ロン2で道場主体の人は、赤牌の使い方など無用の長物だ。


また、ネットでは全般的に押し気味の相手が多いので、そのための戦略も立てておかねばならない。
特に鳴きとリーチの判断には気を配りたい所だ。


これら情報は、当然闘牌前に分かっているものである。
これに対する備えが、三大技術と並んで必要となるのだ。


なお余談になるが、

  • リアルでは勝ち組なのにネットで勝てない
  • ネットで勝てるけどリアルでは負ける

という人は、「ルール」と「相手」による打ち方のギアチェンジに失敗していると思われる。


全員が固く打ち回す麻雀と、全員が前に出て殴りあう麻雀。
同じ麻雀でも、これは最早別物といっても過言でない。


もし色々な種類の卓を渡り歩くのならば、柔軟な対応力と、種々に備えた打ち方も必要になるだろう。