身の内に基準を作る

だからといって、まったく指標が無いかと言えばそうではない。


例えば下記手牌。


 一萬三萬七萬九萬二索五索八索二筒二筒二筒八筒九筒北北

 ドラ 東



これが西家10巡目だとしよう。


カンチャンペンチャンだらけの4シャンテン、手役ドラ無し。
和了目は無いに等しいし、万が一和了してもただのノミ手だ。


10巡目でもこれなのだから、5巡目の牌形など高が知れている。
この時点でも遅すぎる位で、早々に引くべき典型的な例だろう。


このように、絶対的な基準こそないが、大まかな基準は存在する。


ここからどの程度押すか、はたまた引くか。
これがストレートに「打ちスジ」や「雀風」となって現れる訳だ。


従って、押し引きは個人の裁量次第、十人十色となる。


しかし、絶対の基準無くとも、自身の中では明確な基準を持つことが勝ち組への道であることは明記しておきたい。