現実案:解析

さて、この現実案を実行に移すための肝となるのは以下の3つ。

  1. 相手の攻撃に放銃しないこと
  2. それ以外を和了すること
  3. 「放銃しない事」と「和了」の線引き

1がベタオリ、2が牌効率、3が押し引き。
現代麻雀における三大要素ではなかろうか。


しかしそれだけでは無い。


1を成すためには、リーチ・鳴きに対するオリ方、他家の反撃も考慮に入れたオリ牌選択、自身の手をいつ見切ってオリに回るか、などなど。


2を成すためには、和了する回数、打点を可能な限り高める手作り、面前と鳴きの判断、などなど。


3を成すためには、場局の判断、自身の予測打点とシャンテン数の判断、などなど。


他、様々な技術を織り交ぜることで、この現実案はさらに確固たるものになっていく。
この技術を1つ1つ高めていくこと。
それが、我々雀士が麻雀で勝つための最善の方法なのである。


理想案から現実案に引き落とした時に生まれる「相手の攻撃」。
これへの対処があるからこそ麻雀は難しいし、面白くもあるのだろう。


とまあ綺麗に纏まった所で、本項は終了とさせて頂く。