作戦篇 〜方針決定2〜

ここでは、場局方針の具体例を挙げていきます。

東場:得点優先

東場は得点差がまったく無い状態から始まります。
ここの方針は「得点優先」となります。


これは単純に「高打点の和了を目指せ」ということでは無いと、まずは認識して下さい。


無理に高打点を目指した挙句に放銃しては、「得点優先」ではありません。
放銃を回避して現得点を守ることも「得点優先」なのです。


従って東場は、放銃少なく、チャンス手なら攻める。
至極当たり前の打ち方をすれば良いのです。


逆に言うと、面前で行けば高打点なのに焦った鳴きで安和了してしまう。
大した打点にならないのに面前に拘った挙句、他家の勝負手を成就させてしまう。


こういった失策を避けるべき局面なのです。


東場は

  • 「得点的有利な状況」を築く

ことこそが最大目的とご記憶下さい。

南場:着順優先

南場は点差がはっきりと現れます。
ここでの方針は「着順優先」です。


より上の着順を目指すことは勿論ですが、現状の着をキープすることも重要です。


従って、手成りで打ってはいけません。
3着4着ならば、多少無理をしてでも高打点を和了する必要があります。
トップ目ならば、高打点和了よりも軽く流すことを優先せねばなりません。


南場は、持ち点と順位を考えた手作りをしなければならないのです。


上を目指すのであれば、


(目指す順位との得点差 / 残り局数)


を大まかな目標にすると良いでしょう。


例えば南一局トップと2万点離れている3着ならば、「20000/4=5000点」の手作りが指標となります。


また、上位の得点差よりも下位との差が近いならば、下位に抜かれないような闘い方が必要となります。

親番:攻撃重視

親番というのは、得点を稼ぎ出すには絶好の立場です。
全てが親に有利なように働くと言っても過言ではありません。


何せ親番の得点力は子番の1.5倍。和了すればその権利が続行となるのですから


従って、他家が親ならそれを流すことを真っ先に考えねばなりません。
それと同時に、親番に放銃することを避けるのです。


他家の親が染め手で高そうならば、速攻で捌く。
親がリーチときたら、極力オリる。


親番の動向によってその局は変化します。
それ位の意識で親番に注目しましょう。


自分が親ならば、連荘狙いが最優先です。
多少の安さは「打点1.5倍オプション」が賄ってくれます。


親番の時は和了重視、守りより攻め重視の方針でいきましょう。
これこそが「攻撃重視」です。


戻る進む