鳴き
それぞれの打ち筋は、鳴きに対してどのような行動を取るでしょう?
ベタ押し型 | 絞らない |
対応型 | 絞る |
これもまた極論で、その時の手牌にもよりますが、概ね上記のようになります。
ベタ押し型に対する鳴き
- 速さ重視
- 仕掛けはどこからでもOK(但し十分形から)
字牌を絞らないので、一九牌から鳴いても役牌の出が期待できます。
従って、役牌からと云わず、早い段階から仕掛けられます。
特に色染めに対する警戒が薄いので、積極的に狙うと良いでしょう。
その代わり、手牌に十分な手材料を揃えてから鳴かねばなりません。
何でも出るということは、その分他家の手が進むということです。
もたついていると、反撃リーチの洗礼を受けます。
鳴いたら直に和了し切るだけの手格好が必要ということです。
即ち、他家の反撃を封じるだけの、速さ重視の鳴きを心がけねばなりません。
対応型に対する鳴き
- 急所重視
- 仕掛けは最低限に絞る
字牌や染め色を絞るので、鳴くには一工夫必要です。
それは役牌などの急所から仕掛けたり、一目見て染め手だと看破されにくい河を作ったりなどです。
特に一九牌から仕掛けると、役牌は極端に場に出難くなります。
染め手であれば、可能な限り一鳴きテンパイに漕ぎ着けるまでは鳴かないようにしましょう。
喰い三色などの見え見えな仕掛けも禁物です。
逆に、鳴きに対応するが故に、ブラフ仕掛けも有効です。
役牌がドラの場合に一九牌やオタ風を仕掛ければ、まず簡単にドラは場に放たれません。
また、親の下家で色染めを臭わすことで、親の手を止めるといった仕掛けも可能です。
対応型相手の場合は、急所のみ鳴く位の覚悟をもって臨むべきです。
そして、プレッシャーとしての鳴きを有効活用することを心がけねばなりません。