トイツは2つまで

トイツとは、暗刻のための受け入れ、即ち1面子になる可能性を秘めている。


しかし、その受け入れは僅かに2枚。愚形と呼ばれるペンチャンやカンチャンの半分しか無いのである。


それを意識して下記手牌。何を切れば良いだろうか?


 一萬一萬四萬五萬一索二索七索八索三筒三筒六筒六筒七筒 九索


パッと見 一索二索 のペンチャンを払いたい所だが、ここは 一萬 のトイツを払う。


何故ならば、 一萬 はそれ自体の重なり以外面子にならないので受け入れは2枚。ペンチャンの 一索二索 は受け入れ4枚。
従って、ここはペンチャンに軍配が上がるという訳だ。


一萬三筒 のトイツ比較だが、 三筒 の方がリャンメンへの手変わり+タンヤオが期待できる。
ならば 三筒 を残すべきなのは直にお分かり頂けるだろう。




では下記手牌ならばどうだろう?


 一萬一萬四萬五萬一索二索七索八索一筒三筒六筒六筒七筒 九索


今度は 一索二索 を払うのが良い。


何故ならば、 六筒六筒七筒 はトイツ+リャンメンの複合形であり、いずれリャンメンとして独立する可能性が高い。
そうなると、雀頭候補として 一萬 のトイツが必要になる、という訳だ。


さらに、この形ならば 一萬 六筒 を引いてどちらかが暗刻になっても雀頭には困らない。

  • 手牌に留めるトイツは2つまで

これを覚えておいて頂きたい。