実のある捨て牌、実のない捨て牌
当戦略でも、捨て牌に気を配ることは度々取り上げてきました。
しかしその内容は、
- 色染めする時は、可能な限りばれないように
- 七対子を作る時は、面子落としをなるべく離して切る
に絞られています。
タンピン系や棒テン即リー系などは、殆ど捨て牌作りに気を配っていません。
色染めと七対子
色染めや七対子は、捨て牌からそれと読まれ易く、かつ読まれた場合の対処が容易な役です。
色染めならばその色が危険と看破されるので、テンパイはおろか、鳴く事もできなくなるかもしれません。
七対子は、リーチときたら単騎待ちだけに気を配れば良い訳です。
逆に、これを読まれないようにする事は、確実に和了に結びつくとも言えます。
だからこそ、この場合は捨て牌作りに気を配るべし、と説いています。
それは、これが「実のある捨て牌」になるからです。
タンピン系と棒テン即リー系
対して、タンピン系や棒テン即リー系は、捨て牌からそれと分かっていても、対処は難しいものです。
待ち牌を1点読みされることは、実質無いと言えるでしょう。
従って、この場合は捨て牌に気を配る必要はありません。
細工をしても、「実のない捨て牌」になる可能性が高いからです。
こういう役は、テンパイに向けて一直線でOKと言えるでしょう。