ミスは結果にあらず
閑話休題。
『麻雀におけるミス』に話を戻そう。
『打姫 オバカミーコ』の作中では、波溜師匠が「これでもか!」というほどミスを繰り返す。
例えば
の手牌。
の受け入れを見逃し、安全牌の を抱えてしまう。
また、
の手牌では、 、 がいい待ちにも関わらず、頭固定の打 では無く打 としてしまう。
そして、ミスした後は必ず裏目を引き、他家に放銃したりツモられたりしている。
ここで重要な事は、ミスをした事で悪い結果にならなくとも、「ミスはミスである」ということだ。
ここでの波溜師匠のように、全てのミスが悪い結果を招くことは実のところ稀である。
実際には、ミスしても結果的に和了できたり、放銃を回避したりすることも多々ある。
しかし、ミスは結果で計るものでは無い。
「ミスをした」という事実を冷静に受け止め、それを無くす事を心がける。
その先にこそ、安定した勝利が見えてくる。
そして、安定した勝利とは、百戦千戦万戦と回数を重ねた上で計るものなのだ。