2006-01-23 攻守の特徴 『七対子』はその特殊な和了形から、攻守に渡って他役には無い特徴を持つ。 それは単に「攻めと守りが優れている」というだけではなく、「攻めと守りを両立できる」という点にある。 爆発的な攻撃力 『七対子』は面前役であり、基本的に立直がセットになっている。それだけで3200点。 これにドラ・赤牌・裏ドラがあれば、マンガン・ハネマンも比較的容易に狙える役だ。 特に裏ドラは、まったく重なりがない下記のような形ならば二割強の期待値、しかものれば必ず2枚となる。 さらに単騎待ちという特性から、一発和了が多いことも攻撃力アップに一役かっている。 他複合役としてはタンヤオ・メンホンが主だった所。しかしこれらは滅多に複合することは無い。 裏を返せば、『七対子』の得点力アップのためには立直とドラの存在が不可欠といえる。 鉄壁の防御力 牌を縦に重ね続ければ良い『七対子』は、守りの面でも非常に優秀な役である。 何故かと言うと、この役は基本的に他家がいらない牌を集めるので、安全牌には終始事欠かないからだ。 イーシャンテンの時ですら、3枚の安全牌を抱えることが可能である。 また危険牌を引いた場合、一度回って対子を崩しても、その危険牌を重ねる事で復活できる点も評価できる。 鉄壁の防御を維持しながらも攻勢を維持できる。これが『七対子』最大の特徴だ。