攻守の特徴

七対子』はその特殊な和了形から、攻守に渡って他役には無い特徴を持つ。
それは単に「攻めと守りが優れている」というだけではなく、「攻めと守りを両立できる」という点にある。

爆発的な攻撃力

七対子』は面前役であり、基本的に立直がセットになっている。それだけで3200点。
これにドラ・赤牌・裏ドラがあれば、マンガン・ハネマンも比較的容易に狙える役だ。
特に裏ドラは、まったく重なりがない下記のような形ならば二割強の期待値、しかものれば必ず2枚となる。


 一萬一萬四萬四萬八萬八萬九筒九筒二索二索東東西 西


さらに単騎待ちという特性から、一発和了が多いことも攻撃力アップに一役かっている。


他複合役としてはタンヤオ・メンホンが主だった所。しかしこれらは滅多に複合することは無い。
裏を返せば、『七対子』の得点力アップのためには立直とドラの存在が不可欠といえる。

鉄壁の防御力

牌を縦に重ね続ければ良い『七対子』は、守りの面でも非常に優秀な役である。
何故かと言うと、この役は基本的に他家がいらない牌を集めるので、安全牌には終始事欠かないからだ。
イーシャンテンの時ですら、3枚の安全牌を抱えることが可能である。


また危険牌を引いた場合、一度回って対子を崩しても、その危険牌を重ねる事で復活できる点も評価できる。


鉄壁の防御を維持しながらも攻勢を維持できる。これが『七対子』最大の特徴だ。