『打姫 オバカミーコ』からの一言

large;">「勝手な打牌じゃないよ、自由な打牌だ」:by 波溜師匠

新人女流プロの「勝手な打牌ってありませんか?」という問いに対し、波溜師匠が返した答えだ。


波溜師匠の心の広さが垣間見える一言である。こんなできた人でも奥さんに逃げられてしまうのである。
そもそも、本作品の第1話『麻雀狂いが興じて奥さんに逃げられる麻雀打ち』という展開を見て、世の『奥さんがいる麻雀打ち』が戦々恐々とした事は想像に難くない。
ある人は「オッ、オレはここまでしてねぇぞ?」と何故か疑問形だったり、とある人は急に「今度どっかに食べいこうか?」と機嫌を伺ったりしただろう。
まったくもって人事では無いが。。


閑話休題
そもそも麻雀とは、常に自分にとって一番都合の良い行動を取るゲームである。ある意味、全ての打牌が「自分勝手」な訳である。
それを「自由な打牌」と捉えることで、どんな打牌にも寛容な心を持って接っしよう、と波溜師匠は説いている。


これは当戦略にある「メンタルコントロール」に通ずるものがある。
こう考えることでイライラ感を無くし、精神的な負担を減らそうという意図であろう。


そう、そもそも麻雀とは自由なゲームなのである! 例えば以下!

 ■オーラス、逆転の目が無いのでオートツモ切りで親リーに放銃したネット雀士!
 ⇒その時私は現張の逆転手だった
 ■残り500点で立直を宣言し、リー棒が払えずにすっ飛んだ雀荘のオヤジ!
 ⇒これで私は三着確定
 ■發中と晒した親に白を切ってドラ単騎立直を敢行した雀荘メンバー!
 ⇒当然鳴かれて大三元ツモ 得点はパオだがご祝儀は全員払い

そう、これらはすべて自由な打牌に基づくもの! 我々はこれらに寛容の心を持って接しねば。。。
思い返して少しイラっとした私は未熟者であろうか?


打牌は自由だが、最低限、人としてのマナーは守りましょう、ということなのかもしれない。。