麻雀における『攻め』の定義

麻雀における『攻め』には、大きく分けて下記3種類が存在する。

  • 先の先
  • 後の先
  • 先の後

先の先

麻雀において最も良い『攻め』の形が『先の先』である。
先の先』とは、他家に先んじて聴牌し、立直・ダマで攻めることである。


誰よりも早く聴牌することは、その局のイニシアチブを取ることに等しい。
聴牌が早い分、あがり牌をつもる確率が高いし、和了する可能性も高い。
また、立直で押さえ込む、ダマであがりを拾うといった選択も、先手を取ればこそ可能な戦術である。

後の先

他家に先手を取られた状況で、追っかけ立直・ベタ押しで攻め返すのが『後の先』である。
他家の先手とは、立直・聴牌と思われる仕掛けのことを指す。


他家にイニシアチブは取られている状況であり、攻め返すことにはそれなりのリスクを伴う。
リスクを上回るリターン。これを期待できなければ取るべき戦術ではない。

先の後

他家に先んじて聴牌したが、聴牌を取らずに、または維持したまま局を進めることが『先の後』である。

先の先』へ移行せずに局を進める理由は大別して以下の2つである。

    • 最終形が悪形なので良形になるまで待つ
    • 他牌と入れ替えれば打点が高くなる

どちら共、『先の先』を取らないだけの見返りがある場合に取る戦術である。