本日の何切る?
- ロン2リーチバトル:一発裏あり 赤あり
- 南2局0本場 親番 8巡目
ドラ![]()
南場の親番、連荘したい局面での手牌です。
関連牌は場に一枚も見えていません。
場も平坦でリーチ・仕掛けも無く、色染め気配もありません。
メンツ多々ですが、さあどれを払うのが良いでしょう?
正着を考える
考えられる打牌は3つ。
それぞれの長短について考察してみましょう。
![一萬](http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/k/kanimajin/20051201/20051201004703.gif)
払い
を雀頭に固定してリャンメンリーチ狙い。
途中で を重ねれば磐石のイーシャンテン。
を仕掛けることも可能になります。
『頭がいい人、悪い人の麻雀』ではこれを正着としています。
長所としては面前・鳴きの両面が狙える自由度。
が出なくでもリャンメン・リャンメンの好形イーシャンテンです。全然問題ありません。
短所としては、やはり打点が低いことでしょうか。
裏ドラがのらねば3900点止まりです。
![南](http://f.hatena.ne.jp/images/fotolife/k/kanimajin/20051201/20051201005213.gif)
払い
雀頭を に固定してのメンピンドラ1狙い。
長所は高打点。取りあえず5800点確定です。
短所は鳴き仕掛けが出来ないこと・・・ではありません。
元々平和手だったと割り切れば、仕掛けが出来ないことは然程のデメリットではないでしょう。
問題は、払った を鳴かれる可能性があることです。
場に一枚も出ていないので、当然持ち持ちの可能性があります。
5800−3900=1900点の得点差と、仕掛け可能な自由度+鳴かれる可能性と危険性。
どちらが上回るかが問題となります。
かにマジン式正着
こうして各一打の長短を比較すると、やはり正着は「 払い」に軍配が上がりそうです。
短所の低打点も、裏ドラ・ツモ・一発、何より親番の「打点1.5倍オプション」で十分補完できます。
親番にとっての最重要アイテム「受け入れ最大&鳴きも可能」という自由度が決め手になりました。
万が一 が暗刻になれば、高打点+最大受け入れという可能性も評価に値します。
次点は「 払い」です。
リャンメン・リャンメンの平和形なのでテンパイの可能性が高いこと。
そして、現物を抱えていられるのも長所の1つです。
「 払い 」は
を鳴くことを考えると、余剰牌が無いので守りの上では不利になります。
「親番=攻め重視」なので「 払い」に分がありますが、攻守に優れている平和狙いも好手と考えます。
私が打っていたならば、手拍子でこの打牌としていたでしょう。
チャンタ狙いの「 払い」は、残念ながら最下位となりそうです。
やはり が持ち持ちだと和了の目がほぼ断たれる不安定さと、受け入れの少なさがネックです。
赤牌の を引いた場合、入れ替えられないのも欠点の1つになります。
従って、親番で連荘を狙うのには適さない一打と言えるでしょう。
ハネマン必須の場合はこの一打しか無いのですが。
さて、皆さんの正着はどの一打ですか?