かにマジン式正着

こうして各一打の長短を比較すると、やはり正着は「 一萬一萬 払い」に軍配が上がりそうです。


短所の低打点も、裏ドラ・ツモ・一発、何より親番の「打点1.5倍オプション」で十分補完できます。
親番にとっての最重要アイテム「受け入れ最大&鳴きも可能」という自由度が決め手になりました。
万が一 南 が暗刻になれば、高打点+最大受け入れという可能性も評価に値します。


次点は「 南南 払い」です。


リャンメン・リャンメンの平和形なのでテンパイの可能性が高いこと。
そして、現物を抱えていられるのも長所の1つです。
一萬一萬 払い 」は 南 を鳴くことを考えると、余剰牌が無いので守りの上では不利になります。


「親番=攻め重視」なので「 一萬一萬 払い」に分がありますが、攻守に優れている平和狙いも好手と考えます。
私が打っていたならば、手拍子でこの打牌としていたでしょう。


チャンタ狙いの「 五萬六萬 払い」は、残念ながら最下位となりそうです。


やはり 南 が持ち持ちだと和了の目がほぼ断たれる不安定さと、受け入れの少なさがネックです。
赤牌の 五萬 を引いた場合、入れ替えられないのも欠点の1つになります。


従って、親番で連荘を狙うのには適さない一打と言えるでしょう。
ハネマン必須の場合はこの一打しか無いのですが。


さて、皆さんの正着はどの一打ですか?