作戦篇 〜方針決定1〜

麻雀1半荘中には、大体8〜12程度の局が存在します。


まずは、それぞれの局で「今自分がすべき事」、即ち「方針」が異なることを理解せねばなりません。


自分が今どんな状況なのか、攻めるべきか守るべきか、何点和了すれば良いのか、云々。
これが分からねば闘えません。


従って、その局その局で「方針」というものを決めることが必要です。
そして、その方針は「場局」と「配牌」から導くことが出来ます。

場局方針

彼を知りて己を知れば百戦殆うからず


 [意訳]
 勝利を確かなものにするためには、
 敵の実状を知り、かつ自分の実状を知ることが重要である

孫子の兵法中、最も有名な一文です。
さらに孫子は、「彼を知りて己を知らねば一勝一敗」「彼を知らず己も知らねば必ず負ける」と説きます。


では麻雀における「実情」とはなんでしょう?
孫子打ちではそれを「場局」と捉えます。


今何場の何局か?
彼我の得点状況は?
親番、子番は?




これらを開局時に整理し、その局の方針を立てることが勝つための第一歩なのです。


この場局から決まる方針を、孫子打ちでは「場局方針」と定義します。


これは大きく、東場・南場・親番の3つに状況分けして考えます。


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