集中力
「結局それかいッ!」
という諸兄の声が聞えそうな程、当ブログで繰り返し述べてきたこの言葉。
しかし、麻雀の強さを語る上で、やはりこれは欠かすことのできない要素なのである。
かつて、とある雀友が言った言葉がある。
『集続力』
引用元は、とある著名人の言らしいが、まあこれは置いておく。
読んで字の如く「集中を持続させる力」を意味する造語だという。
闘牌開始当初は、誰でも集中力を持って挑むものだ。
しかし、それが終局まで続くかといえばどうだろう?
2局、3局と続いた場合は?
全てにけりがつくまで、100%集中を持続できると胸を張って言える人はいるだろうか?
私にはとてもその自信は無い。
愚形に競り負けて放銃した時。
勝負手を和了しそこなった時。
配牌が壊滅的に悪い時。
そこで一瞬、集中力が緩む。
いや、特別な理由などいらない。
ただただ長く打ってるだけでも緩む。惰性というのは集中力にとって最大の敵だ。
そして、緩んだ集中力がミスを生む。
適当に勝負して放銃し、牌を切り間違え、鳴くべき牌を鳴かず、鳴かぬべき牌を鳴く。
集中を持続させることの、何と難しいことか。
人間の集中力には限界があるという。持って1、2時間とか。
誰しも、常に100%の集中力を保ち続けられる事は出来ないということか。
私は考える。
緩むのはしょうがない。問題はそこから再び張り直せるか否かだ。
そのためには、不測の事態で緩むことを避けることだ。
放銃? 悪配牌? それがどうした、の平常心である。
そして、意図的に集中力を緩める時を見出すこと。
リーチの後、鳴いた後の最終形、他家から他家への点棒移動の時などだ。
その時に集中を意図的に緩め、再び張り直す気構えだけは解かないこと。
つまりは、集中するべき時に集中すること。揺るがぬこと。
そうすることで、100%の実力を以って闘牌に挑めるのである。
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