最終形の想像力

配牌から最終形を見切り、組み立てる想像力。
これは、単純な牌効率では語ることが出来ない、和了のための重要な要素である。


例えば下記のような手牌。


 一萬三萬四筒八筒一索三索五索七索九索九索東白白發

 ドラ 九萬



ここで

  • マンズのカンチャン引き
  • ピンズでメンツができれば

と考え、手拍子で字牌を切ってはいけない。
いや、いけないことはないが、そこが埋っても点数的には高が知れているし、何より遅い。


この配牌を貰った時、瞬間的に

という最終形を想像できること。
これが、他雀士と差が付く一瞬だと考える。


さらに、ここはピンズから払い、マンズが先に埋れば緊急手段の役一だけで捌く、といったことも考えねばならない。


配牌からその手牌の最高形、最速形を一瞬で見抜くこと。
これは経験を積むしかないが、常にそれを考えて打つことが必要となる。