選択
まあ切るのは or
しかありません。
つまりは
- イーシャンテン時のリャンカン vs シャボ+カンチャン
- テンパイ時のカンチャン vs シャボ
という選択になります。
両者両パターンとも、受け入れ枚数はまったくの等価です。
従って、それ以外の要素で優劣を付けねばなりません。
リャンカン
こちらの優位性は、
- 先にリャンカンが埋まれば平和が付く
- リャンメンへの変化がある
となります。
これは実に分かりやすいので、解説は不要でしょう。
ピンズが埋まった時の爆発力が魅力です。
逆に劣位性としては、ピンズ待ちの弱さが挙げられます。
先にソーズが埋まった場合、リャンメン変化を待つよりは即リーがベターです。
何故ならば、リャンメン変化枚数と待ち枚数が等しいからです。
その時、 を切っての即リーは所謂「もろ引っ掛け」になってしまいます。
これはマナー云々の話ではありません。
もろ引っ掛け自体の警戒レベルが、近年かなり高くなっているからです。
切る人も、「無スジよりはまあマシ」位の認識度でしょう。
無論打ち手によりますが。
また、ソーズが埋まる前にバシバシ が切られるとさあ大変です。
待ちリーチに打って出るしかないですが、最終形としてはかなり弱いと言わざるを得ません。
シャボ+カンチャン
こちらの優位性は、
- 待ち牌種の多さ
- 最終形の強さ
となります。
リャンカンは の4種16枚。
シャボ+カンチャンは 一 の5種16枚。
枚数同じなら一緒?
いやいや、これが以外と重要なのです。
リャンカンの場合、ソーズが埋まれば待ち牌は にほぼ固定されます。
シャボ+カンチャンの場合、シャボ受けにするかカンチャンにするか、選択肢が残ります。
その時点で枚数が多い受けを選べる自由がある訳です。
また、最終形でシャボ受けを選んだ場合、後引っ掛けになる牌が2種8枚( 四 )あります。
これは単純な「カンチャン vs シャボ」で、特に色濃く出る優位性です。
劣位性としては、平和が付かないこと、リャンメン変化の道が断たれることです。
最終形が強くなる代わりに、変化はまったく望めません。