蛮勇・欲望を戒める意思

さて、上記と同じ状況下で、下記手牌ならばどうでしょう?

二萬三萬四萬七萬二筒二筒七筒九筒三索四索五索六索八索 八筒

 ドラ 七萬



今回は3メンチャンがカンチャンになっています。


この場合ならば、私は恐らく安全牌の雀頭落しをするでしょう。
待ちが悪く、ドラを勝負してまでで親リーに突っかかる手ではありません。


しかし実戦では、


(もしかしたら親が 七索 を掴むかもしれない)
(赤牌ありでオリるのは惜しい)


という心理が働くものです。


勿論その可能性はあります。勿体無いのも分かります。


しかし、それは願望であり、勝負するリスクの方が勝っているのは事実です。
私は、ここで押し返す事は蛮勇であり、無謀であると捉えます。


ここで引くことは「弱い」ではありません。
やはり自分の判断を貫き通す、強い意志に基く引きなのです。


強い押しは普通に聞きますが、強い引き、というものもある、ということです。