特殊形 複合形有利
ではこんな形はどうであろう?
カンチャンである と 、どちらを払うかという選択となる。
両者ともタイプ2同士だが、片方が対子にくっ付いている形であり、良く見る形でもある。
この場合、 を切って、 を雀頭候補としてしまう人が多いのではないだろうか?
改めてこの形を考えてみよう。
まず の形にした場合。
を引くことでリャンメン変化。
を重ねることで雀頭になり のリャンメンに振り代わり。
を引けば の好形変化。
この時点で5種16枚の変化受け入れがある。
但しこの形は、 を鳴いた場合に を切らざるをえない。
これだと最終形は というかなり弱い形になってしまうのだ。
対して の場合。
を引けばリャンメン変化。
を引けばメンツが完成。
を引けば の好形変化。
この時点で、4種13枚の変化受け入れがある。
しかしこの形の場合、 を引くと 引きの3メンチャン変化を待つこともできる。
へのくっ付きでノベタンが作れれば、そこが雀頭候補になるので更に受け入れが増える。
トータルで考えれば、4種13枚+αの変化受け入れがある形と言えるだろう。
特に、 を鳴いた後でも好形変化の枚数が の形と比べて圧倒的に多い。
後々の変化を期待できる分、 を残す方が有利と言えるだろう。