大会ワンポイントアドバイス
トップを狙え
大会におけるトップのポイントは絶大である。
+50という数値は、例え3着・ラスを取った後でも一気にプラスに持っていけるだけのポイントだ。
それに、どんな大会でも規定回数の半分、例えば4回戦であれば2回のトップが合格の目安となる。
逆に言えば、全て2着を取っても大抵は落ちてしまう。
多少のリスクは承知の上で、トップ狙いの麻雀を心がけるべし。
これは無理に攻めろと言っているのではない。
しっかり守り、トップを狙える位置にいるならば捨て身で攻めろ、ということである。
完全圏外の時
最終戦を迎えてラスラスラス・・・。
予選突破とはまったく無縁の立場だとしよう。
こんな時に、同卓者が3人ともトップで予選突破という状況ならばどう打てば良いだろう?
邪魔せず静かに打つのも良い。
その半荘だけでもトップを取りにいっても良い。
それはその人それぞれの思想の問題である。
例えトップを取って同卓者3人が不合格となっても、責められるべきは何も無い。
何故ならば、自らがトップを取ることで他卓の1人が合格となるのである。
トップを取らなければ、他卓の1人が落ちてしまうのである。
それが麻雀、それが大会というものだ。
であるならば、全員が死に物狂いでトップを取りに来る中で、自分の力を磨くために誠心誠意打つというのは1つの解でもあるのだ。
という訳でどう打つも個人の自由であるが、どうせ目は無いからと適当に打つのは宜しくない。
特にオーラスで他3人が競っている場合などは、できるだけ静かに、黒子に徹するのが良いと思う。
これは私個人の思想である。
そうしなければならない訳では、勿論無い。
しかし大会ではそう打つ人も居る。同卓者がそうかもしれない。
最終戦に目無しにトップを取られても、それを恨むのはスジ違いということだけは知っておくべきことだ。
腹ごしらえ
大会4〜5回戦。
これは予想以上の長丁場である。
フリーの四半荘とは疲労感がまるで違う。恐らくは大会特有の緊張感によるものだろう。
大抵昼前から始まるが、終わるのは大体4〜5時といった所だ。
朝餉を抜くなど言語道断。
昼飯もなるべくならば事前に済ませておくことが理想だ。
また、甘いもの、飴かなにかを携帯しておくのも1つの手。
麻雀という頭脳労働により、脳は激しく栄養を欲している。
糖分補給を怠っては、終盤戦で集中力が切れてしまうからだ。
私が去年行った最強位本戦。
氷砂糖を常に舐めつつ闘ったことは、まだ記憶に新しい。
飲み物もあると良いだろう。
受付が終わった後に、500mlのお茶やスポーツ飲料を仕入れておこう。
決勝の日時
予選の日時は無論の事、決勝の日時も予め確認しておくべし。
やっとの思いで予選を勝ち上がり、その時初めて決勝の日時を聞く。
その日にどうしても空けられない予定が入っていた、などでは泣くに泣けない。
予選は勝つ気で行くものだ。
その次を見据えて予定を立てておくのは当然のことだろう。
雀ネーム
主催団体によっては、雀ネームによる出場登録を許可してくれる。
経験上、連盟と協会はOK、最高位はNGであった。
もっとも確たる規則がある訳では無いので、きちんとしたルールができたらNGになるかもしれない。
自分の雀ネームを世に知らしめたい、と思う人は今のうちに挑戦してみると良いだろう。
ハッキリ言って目立つこと請け合いである。
(経験者は語る。)