緒戦

初戦〜第二戦位までは、まだボーダーをそれ程意識しない。
従って、全員が普段の打ち筋でトップを狙いに来る。


大会ということもあり、大抵初顔合わせだろう。
しかし、ある程度の打ち筋は予測可能。
それは大会という場と、対戦相手の面構えに現れる。


大会に出るということは、ある程度腕に覚えがあるということ。
全体的に堅く、ネット麻雀に有り勝ちな、リーチにブンブン向かってくるような打ち手は少ない。


そして面構え。ここにはその人の麻雀の本質が出ると言っていい。
少々気弱そうな青年が、いざ麻雀となると無茶苦茶強気に攻めてくる。
漫画ならば兎に角、現実ではまずありえない。


気弱そうならば守備型だし、落ち着き無くよく喋る人は焦った仕掛けが多い。
落ち着いてる人は丁寧に対応してくるし、強気そうな人はブンブン押す場面が多い。


今から対戦する人がどんな麻雀を打つのか?
開始までの待ち時間は、自分自身の打ち方を確認すると共に、これを頭の中で推し量るべきだろう。