東4局1本場


多井プロ 47400
雀士A 21600
雀士B 30200
かにマジン 19300


連荘狙い

大きく得点を失って迎えた東場の親番。
ここでの目的は兎に角得点を稼ぐこと。すなわち連荘である。


そのためには、他家に自由に打たしてはならない。
リーチでも鳴きでもいい。まずは威圧することが肝要だ。


ということで13巡目にメンタンピンドラ1の親マンサンメンチャンリーチをかけるも、これが不発。
なんとここまで5局連続リーチをかけるも、実ったのは1度だけ。


そして迎えた1本場。
手牌は相変わらず悪くない。
ドラ1にキー牌のダブ東も暗刻になり、ダマでも7700が見えた。
これからという所で、今まで大人しかった下家から先制リーチが入る。


全ツッパすること3巡後。こちらもカンチャンが埋まってテンパイ。
カンチャン待ちだが、ここも迷わずリーチに打って出た。


カン二索テンパイ


理由は5つ。

  1. 手変わり枚数が少ない
  2. 先行リーチに対して、ダマでも出やすい牌では無い
  3. 勝負手である
  4. ソーズの下はいい待ちと読める
  5. 他家を押さえ込む必要がある

これをリーチする一瞬で考えた、かと言えばそれは違う。


全員の捨て牌を一打々々チェックし、カン2索がいい待ちだと読んでいた。
先行リーチが入らなければダマ、入れば追っかけリーチという計画は当初から定まっていたのだ。

東4局1本場 結果

結果としては、予想外に対面からも追っかけリーチが入るが、同巡下家が 二索 を掴み一発和了
リーチ一発ダブ東表裏の18000となった。


親ハネ和了


全局リーチをかけ続けて6回目。ようやく本手を物にし、一気に追い上げることに成功する。


他家の手牌を見てみると、多井プロの手牌には 二索 が暗刻。
私のリーチ直後に暗刻にしたもので、やはり山に生きている待ちではあった。
ただ、よく和了できたものだとは思う。山に浅かったのが幸いした。


対面は、七対子ダマテンを先行2件リーチに触発されての追っかけリーチ。
東1局でもそうだったが、テンパイだからという理由で2件リーチに追っかけるのはちと危険に思う。


特に、単騎待ちの七対子は先制してこそ最大の効果が得られる。捲り合いには甚だ向かない役なのだ。
別段出やすい待ちでも無いので、やはりここは回るかダマで押すのが正着だろう。


何はともあれ、取りあえず差はグッと縮まった。
しかしまだこれから。更なる追い上げ、連荘を重ねなくてはならない。

東4局2本場 結果

南家である多井プロが、オタ風の 北 から仕掛ける。
明らかに役牌持ち。ピンズがドラであることを考えればホンイツもあるか。


しかしこちらもドラ2枚使いの好形。
初牌の 發 も叩き切る。
これを多井プロに鳴かれるも、次巡に7700点のカンチャンリーチをかける。


多井プロもドラ2枚使いのホンイツ
これは両者当たり牌を掴まず流局となった。

東4局3本場 結果

ドラ2と三色が見えるものの、既に後半の12巡目。
このままではノーテン流局もあり得ると判断した私は、 九索 九筒 を仕掛ける。


六萬六萬七萬九萬南南南 七筒八筒九筒 七索八索九索

 ドラ 六萬



はっきり言って見え見えの喰い三色だが、親番を死守するためには仕方が無い。
これで他家の足が止まってくれれば儲け物だ。


途中対面からリーチがかかるも、ここでオリる位なら仕掛けていない。

  • 手の内にドラが2枚ある以上、それほど高い手では無い
  • 捲り勝負になれば、見え見えの待ちでも和了目十分

との読み・判断もあった。


全ツッパすること数巡。対面が 八萬 を掴み、計7100点の和了
ついに多井プロを逆転してトップに立つ。

多井プロ 49400
雀士A 11400
雀士B 9400
かにマジン 49800



しかしまだ東場。攻めの手を緩めるには、まだ早い。
さらなる連荘に集中せねば・・・。


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