面子の優劣
まずは『ターツ(塔子)』の種類をおさらいしておこう。
- リャンメン
- カンチャン
- ペンチャン
- 対子
単純に受け入れ枚数だけを考えれば、各ターツの優劣は下記のようになる。
対子 | < | ペンチャン | < | カンチャン | < | リャンメン |
(2枚) | (4枚) | (4枚) | (8枚) |
対子は、単純に受け入れ枚数だけ考えれば2枚だけなのだが、雀頭を兼ねるため別角度からの考察が必要となる。
これは別途後述しよう。
シュンツ系では、リャンメンが受け入れ8枚と、文句無しのダントツ最強である。
ペンチャンとカンチャンの優劣だが、受け入れは4枚と同等である。
これは単純に、最強のリャンメンにどちらが変化しやすいか、という問題である。
例えば のペンチャンがリャンメンに変化するには、 を引いてから を引く、と2順かかってしまう。
これが のカンチャンならば、 を引けば即リャンメンになる。
また、 のカンチャンならば、 or の2枚を引けばリャンメンになる。
このため、ペンチャンよりカンチャンが勝るのである。
これらが『ターツ選択』の基本。手牌構成の大前提ともいえる知識だ。
『ターツ選択』に迷ったら、まずはこの優劣順を思い出してほしい。
これに沿って手牌を進めれば、大きなミスは犯さないはずである。
次項からは、基本だけでは捌ききれない『複合ターツ』と、河の情報から判断する『ターツ選択応用編』を論ずる。