ノーテン宣言も大事な戦略

さて、ネタというのは他でもない。


「何故ロン2は勝手にテンパイ宣言してしまうのか?」


です。


「テンパイなんだし、わざわざノーテンにする必要がないからじゃない?」


こう思った人。
まだまだ甘いと言わざるを得ません。


かなり特殊、かつ限定された状況ですが、テンパイしてるのにノーテン宣言する、という事が必須な場面があるのです。

こんな時

この状況は、ほぼオーラスに限定されます。
例えば南四局で以下の状況としましょう。

かにマジン 34200
雀士A 30000
雀士B 20800
雀士C 20000



私はトップ目ですが、二着との差は僅かに4200点しかありません。
しかし4000点以上差があるということは、一人ノーテンで流局しても、辛うじてトップになれる。
そういう状況です。


しかし二着目に和了されてはトップ目はかなり危ういでしょう。
従って、自ら和了して、アガリやめを狙わねばなりません。


ギリギリまで、そう最後の一巡までダマテンを維持しました。
海底ツモは四枚目の字牌。完全現物です。


これをツモ切って、静かに手牌を伏せて


「ノーテン」


そう宣言するだけで、その局のトップは私のものです。


ここまで言えばもうお分かりでしょう。
ロン2では、問答無用で「テンパイ」と宣言されてしまうのです。


テンパイでは流局できません。
無用な一本場を積まれてしまったおかげで、二着転落の涙をのんだかにマジンでした。


チャンチャン。