自身の手牌より他家の捨て牌を見るべし

捨て牌は情報の宝庫である』とは誰の言葉だったであろうか。まさに至言である。
配牌から自身の方針を決定したならば、次は他家の捨て牌に注目、である。


他家の捨て牌から調べることは、その局における他家の狙いにある。
とは言っても、仕入れる情報は至ってシンプル。それは捨て牌の1〜6枚である。それだけで、他家の手牌と狙いは下記3つに判別可能だ。

  • 順子(シュンツ)系
  • 染め手系
  • 対子系

狙いが分かれば対処法も自ずと知れる、という訳である。

順子(シュンツ)系の見破り方&対処法

順子(シュンツ)系』とは、平和に代表される横並び(等)の面子で構成される手牌のこと。
捨て牌の1〜3枚までが字牌・端牌ならば、十中八九『順子(シュンツ)系』狙いと見てよい。


対処法は特に無い。『順子(シュンツ)系』は概ね立直が主体だからである。逆に言えば、立直がかかるまでは放っておいて良い。気にするだけ労力の無駄である。

染め手系

染め手系』とは混一色清一色といった、1つの牌種と字牌の面子で構成される手牌のこと。
捨て牌の1〜3枚までが中張牌のみならば、まず『染め手系』か『対子系』を疑う。
さらに捨て牌の1〜6枚位まで見て、1つの牌種が捨てられていなければ『染め手系』だ。


対処法は字牌を絞ること。自身が上家にいるならば、その1つの牌種をなるべく捨てないことだ。

対子系

対子系』とは七対子・対々といった、対子や刻子で構成される手牌のこと。
対子系』は、全ての牌種が満遍なく捨てられており、中張牌の後にそのスジ牌が出てくるのが特徴である。


対処法は、やはり字牌を絞ること。さらには、スジや字牌が安牌にならないことを肝に命じておくことだ。


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