好形と愚形の定義
孫子打ちでは、好形と愚形を以下のように定義しています。
絶好形 | リャンメン以上 & 支配色の受け |
好形 | リャンメン以上の受け |
準好形 | 幺九牌同士のシャンポン |
準愚形 | 28のカンチャン、片方が幺九牌のシャンポン |
愚形 | 中寄りのカンチャン、ペンチャン |
絶愚形 | 中張牌同士のシャンポン(特に並びシャンポン) |
無論、下にいけばいくほど悪い形であり、和了が難しくなります。
上であればある程、その最終形は強いと言えます。
特に絶愚形です。
中張牌同士のシャンポン、例えば などは、4種16牌でリャンメンに変わります。
中張牌は他家のメンツに組み込まれている可能性が高いものです。
それを2種4枚で最終形とするのは、もっとも悪い形と言えます。
また、絶愚形の中でもさらに悪いのが の中張牌による並びシャンポンです。
他家3人の手牌に、 のメンツが2つあった時点で、その待ちは完全に終わることになります。
リャンメンへの受け入れは4種16牌。他に暗刻があれば高目一盃口になるのですから、ここで最終形を固定するのは愚策というものです。
麻雀における「テンパイまでの速さ」は確かに重要です。
しかし、それよりもなお重要なのは「最終形の強さ」であることを忘れないで下さい。