面前か鳴き仕掛けか

麻雀の「和了への道のり」は、大きく2つに分けられます。
それは『面前』か『鳴き仕掛け』か、です。


麻雀における和了は、必ずこの2つの過程を通ります。
但し、天和・地和・流しマンガンは除きます。当たり前ですが(笑)。


どちらの手段で手牌を進めるのか。
これによって、その局の手牌構成はまったく異なったものとなります。


まずは『面前』の特徴と注意点に関してです。

面前の特徴

面前』には、リーチやツモといった役が付きます。
特にリーチには、追加で一発や裏ドラが付く可能性があるため、必然的に面前手は打点が高くなる傾向にあります。


その反面、『面前』は配牌とツモが頼りの、半ば運任せ的な要素が高いものです。
面子選択や牌効率など、ある程度技量で速度向上は図れますが、それにも限度があります。


ということで、『面前』には

  • 打点は比較的高い
  • 速度は配牌・ツモ任せ

という特徴があります。

面前手の注意点

先手さえ取れれば、『面前』は非常に有利となります。


しかし、他家が『鳴き仕掛け』をしてきた時は、速度的に負ける可能性が多分にあります。


この時、あくまでも『面前』を貫くか、それとも『面前』を諦めて鳴きで対抗するか。
この判断が非常に重要となります。

  • 他家の仕掛けが安そうならば、気にせずにリーチでカウンターを狙う
  • 高そうならば、鳴きに切り替えて即座に流す

基本的な方針は上記で良いでしょう。


最も危険なのは、

  • この手は絶対面前!

と決め付けてしまう事です。


手牌は柔軟に、千変万化に構えるようにしましょう。


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